いつもふわふぁンテナ（ω）をご利用くださりありがとうございます。
コピーコンテンツ誤認防止のため、1日に1記事、アンテナサイトの記事枠を利用して日誌を投稿することにしました。
そこで1行目のみを私が書き、残りを「AIのべりすと」にお任せしてみることにしました。
最後には前日のフィードの中からおすすめ記事をピックアップしてご紹介致します。
では、お楽しみください。
前にも一度同じ話をした気がする、そんな38日目。
39日目は朝早くから二人でルウの森に入り、夜になるまで歩き続けた。
そして40日目。
ついに目的の剣を見つけたのだと、彼は嬉しそうに語っていた。
だが、その表情はすぐに曇ってしまった。
どうやら剣を手にした瞬間に何かあったらしく、アベルはしばらくその場で考え込んでいたが、やがてぽつりと言った。
――ラティクス。……君は、これからどうしたい？
――どう、って……？
――君の記憶は、まだ戻らないかい？
――……あぁ。
ラティクスの記憶は、未だ戻る気配を見せなかった。
――なら、このままここにいるかい？
――……え？
――ずっとここで暮らしていく気はないかな？
――……いや、流石にそれは無理だよ。俺には帰る場所があるからな。
――そっか。そうだよね。うん、分かってた。その声音には、どこか残念そうな響きが感じ取れた。
――それじゃ、せめて記憶を取り戻すまではうちにいてくれてもいいよ。いつまでも居ても構わないからさ。
――…………悪いけど、遠慮しておくよ。
そう言った時、一瞬だけ胸の奥がチクリと痛んだ。
何故なのか、自分でもよく分からなかったが、何故かアベルの申し出を受けることができなかった。
――……そう。でも、いつでも帰っておいで。ここは君の故郷なんだからね。
――……ありがとう。
そう言い残して、アベルと別れた。
そして41日目。
この日は朝早く、アベルが迎えに来た。
――……お待たせ。
――随分早いんだな？
――まぁね。ほら、行くよ。
そうしてアベルに連れられて辿り着いたのは、あの光の門の前だった。
――ここって……？
――王都の郊外にある森の入り口だよ。この奥に、例の〈封解主〉があるんだ。
――へぇ……？
――この〈封解主〉はね、この世のどこにでも繋がる扉を開くことができるんだ。つまり、この門を通れば、元の世界に戻ることができるんだよ。
――……！
――ただ、この〈封解主〉を使って扉を開くためには鍵となる言葉が必要になる。それがどんなものなのかはまだ分からないけど、とにかくそれを紡ぎ出せば扉が開くらしい。……そういえば、アベルが前に言っていたよな。もしこの世界のどこかにいるのであれば、自分の名前を呼んでくれと。その人の元へ行けるように、必ず探し出すと。
――……あぁ、確かに言ったね。
――だから、今から俺が言うことをよく聞いて欲しい。
そう言ってアベルはラティクスを見つめると、ゆっくりと口を開いた。
――俺の名前はアベル・レムノ。
――……アベル……？
――そう。俺の名前だ。……もしも俺の名前を呼べば、俺はきっと君の元に辿り着くことができるはずだ。だから、俺のことを思い出したら、どうか俺の名を呼んでくれないか？
――……分かった。約束するよ。
――よしっ……。じゃあ、行こうか。
差し出された手を握り返すと、二人は同時に光の門の中へと足を踏み入れた。
眩しい光が収まると同時に目を開けると、そこは森の中だった。
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