いつもふわふぁンテナ(ω)をご利用くださりありがとうございます。
コピーコンテンツ誤認防止のため、1日に1記事、アンテナサイトの記事枠を利用して日誌を投稿することにしました。
そこで1行目のみを私が書き、残りを「AIのべりすと」にお任せしてみることにしました。
最後には前日のフィードの中からおすすめ記事をピックアップしてご紹介致します。
では、お楽しみください。
妹に手を出すような男だぞ。
本当にいいのか?
「みいこちゃん!」と、僕は思わず駆けだす。
しかし、彼女がどこに行ったのかはわからない。
それでも僕は必死に走り出した。
走りながら一瞬だけ巫女子ちゃんを見る。彼女は僕を追おうとしているようだったけれど、僕の表情を見てそれをやめたようだった。そして、手を振った。その動作はまるで僕とみいこちゃんの旅立ちを見送るようなそんな仕草にも見えたし、あるいは僕を諭すような動きにも見えたし、あるいはみいこちゃんの想いを僕に託すぞという意思表示のようにも見えた。
みいこちゃんを追いかけて僕は走った。
浴衣なので走り難かったけれど、そんなことに構ってはいられなかった。
しばらく走って、やがて河川敷へと出たところで僕はみいこちゃんを見失った。いや、厳密に言えば、彼女がいたのは見えていたのだが、その彼女が見えてはいても声をかけられるような雰囲気ではなかったのだ。
彼女は泣いていた。
だから僕は思わず隠れてしまったのだ。そして、そのまま出るに出られなくなって今に至るというわけだ。
(……みいこちゃん)
僕は呟いた。
今のみいこちゃんに声をかけることが出来るのは僕しかいないと思った。しかし、僕にはその勇気がなかった。あんなにも純真なみいこちゃんの想いに、僕は応えられる自信がない。
……いや、それは違うな。
僕は立ち上がる。
……僕は、みいこちゃんを妹としか見ていなかったのだ。だから、彼女の気持ちに応える自信がなかったのだ。
そして、それは彼女のことを女として見ているということでもあった。
だから、僕は告白も出来なかった。
……それは、井村先輩の想いに応える自信がないという理由と何ら代わりはないのではないか? 今のみいこちゃんを慰めることが出来るのは、井村先輩の想いに応える自信のない僕だけなんじゃないのか?
(みいこちゃん)
僕はもう一度呟いた。
そして、みいこちゃんは振り返った。
「お兄ちゃん」と、彼女は言った。「どうしてここに?」
「あ、いや、その……心配だったから」と、僕は言った。「そりゃ、心配するよ。急に出て行っちゃうんだもん」
「あー……ごめんね」と、彼女は申し訳なさそうに俯いた。「でも、いいの。もういいの」
「みいこちゃん……」
「お兄ちゃん、ありがとう」と、みいこちゃん。「私ね、今、すごく幸せだよ」
「……そう」と、僕。
それはよかった、とは言わなかった。
「うん」と、みいこちゃんは頷く。
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それではまた明日、ふわふぁンテナ(ω)を今後ともよろしくお願い致します。